いつの間にかそこにいるの。絶対にいるの。いたの。絶対にいたの。やさしくなりたい。あの日見たお薬のお花のように。おばあちゃんがくれた絆創膏のように。誰かを癒していたいの。だからそこにあっちゃいけないの。絶対にダメ!いつもいつも大好きな気持ちでいたいの。優しい気持ちでいたいの。頭に絆創膏をはってもダメなの。消えないの。本当に本当に大好きなのに、本当は本当はダメなのに。どうしても思っちゃうの。どうして思っちゃうの?お花さんはお花さんはキレイなのに、私は私は枯れてないのに枯れてるの。花びらが一つだけ黒くなるの。キレイなお花が好きなのに。大好きなのに。大好きなものになりたいのに。もう一人のお花屋さんがじゃまするの。泥の雨を混ぜてくの。その人をその人を助けたの。そしたら少し大人になれた気がして。いろんなお花が咲いて、カラフルになって。好きな人に嫌いな言葉が、思ってないのに苦手な言葉が。勝手に出てきていたけれど。それはまだ消えないけれど。キレイじゃないのに、キレイに見えた。みんなそろうとキレイに見えた。かしこくなった。泥じゃなかった。ふれてみたら、痛くなくて。私自身が私であることは変わらないことに気づいたよ。